2008年夏、ガソリンが高騰。
そんな中、電気自動車(EV)がニュースでもよく目立って
いました。
これからは「EVの時代だ!」と、ISOLA株式会社の前体制である、自動車整備工場「有安オート」でも勉強を開始。
その中で、出会ったのが、コンバーションEV(*1)でした。
部品点数が少ないEVは中小企業でも改造事業として、
参入しやすいと、注目を集めていました。
しかし、全国を周り、コンバーションEVのオーナーや、
製作者の話を聞いていく中で、
EVはまだまだ実用的ではないということがわかってきました。
100万円の改造費をかけても、50kmしか走らない。
バッテリーをたくさん積めば、重くなり、コストがかかり、
効率的ではない。。
やはり、EVを作ることは夢の話だったのか。。
「だったら、バッテリーを出来るだけ少なくして、実用的な値段で実用的な距離を走れる物ができないか?」
「より少ない電力で、より長く走るには。」
「そしたら、2輪車ではどうか?」
「だったら、昔の自転車バイク、パタパタやモペットのようなものはどうか?」
「それを現代に電動で蘇らせたら、面白い!」
仕事あがりの従業員のそんな会話から、アイディアが生まれ、Eサイクルが生まれました。
*1 既存のガソリンエンジンの自動車を電気自動車(EV)に改造(コンバーション)して、製作するEV。
エンジンやマフラー、燃料タンクなどをおろし、モーターやバッテリーを積んで走らせるため、
比較的容易に参入できる事業として、注目を浴びた。
まずは自分が乗るようにと1台を製作。
普段の生活に取り入れていく中で、この原動機付自転車のメリットが鮮明になりました。
・駐車スペースを取らない。
・ペダルで漕げるので、バッテリーが上がった時も困らない。
・10円の電気代で平均50kmの距離が走れた。(2022年現在は20円で100km)
自転車一台分の駐車スペースはとてもスマートで、
場所をとりません。
通勤で乗ってきても、工場の中まで入っていけますし、
駐車も、車のようにバックしたり、隣の車に気を使ったりしなくて良いので楽ちんです。
また、Eサイクルはペダルで漕ぐことも出来るようにしています。
人力でモーター駆動を支援すれば、モーターの消費電力が減り、
さらに移動距離を増やすことができます。
もちろん、電池切れ時の保険としても活躍できます。
以前、電気切れのアシスト自転車にも乗ったことがあったのですが、
重い重い。。
Eサイクルのインホイールモーターは回転部分が非接触になっているので、抵抗力が非常に小さいということも、大きなメリットになります。
それと、やはり気になるのは電気代、
ということでワットチェッカーを購入。
空っぽになったバッテリーを充電して、
いくらかかっているかを測定したら驚きの10円。
バッテリーを採用する時点で容量などはわかっていたものの、
実際に数字で見ると、従業員のみんなも驚きの結果でした。
これからはEサイクルのこういった省電力や、
バッテリーとしての存在を意識しながら、
もっとマルチに使えるものにしていこうと考えています。
たとえば、再生可能エネルギーを使った、燃料代"0円"の充電設備などです。(「ソーラー充電キット」として2016年に製作済み)
現在、実際に実験を進めて走行させています。
燃料代がかからない乗り物なんて夢のようですよね。
私達はそういった、「自然にも人にも優しい商品」を目指して、進んでいきます。
ぜひ、あなたの生活にもEサイクルを取り入れてみませんか?
詳しくはブログにも試乗段階から、今まで記載を続けています。
ご覧ください。
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